お手本となるイラストを片方の板に乗せて、反対の板に写るイラストをその下の紙に写していくおもちゃです。紙を重ねて書くより描きにくかった覚えがありますが、ノートパソコンのような体裁と面白い写し方が気に入って、たまにひっぱり出しては遊んでいました。
でも今思うと、ライトボードを買って貰えばずっと使えたのにと思います。お手本にする紙が厚いと書き写せないけれど、これからイラストを描いていく気があるのなら持っていると便利です。
まだなかった頃は窓に下絵をあてて、その上に紙をのせてトレースしていました。トレーシングペーパーという薄い紙を使って写していた事もあります。
大人になるとおもちゃは捨てたり譲ったりして手元に残らないので、絵が好きならばお誕生日やクリスマスにはずっと使える画材をリクエストしてみてもいいと思います。
ライトボードの他に買ってよかったのが羽ぼうきでした。デッサンを始めた時、
「羽ぼうきなんてわざわざ買わなくても手で消しゴムのカスをはらえばいい」
と思っていたのですが、買ったらやっぱり便利でした。手で払うと鉛筆で描いた部分がこすれたりしますが、羽ぼうきはこすれません。
それからイーゼル。折り畳みのできるものをこの年になって買い、クロッキーやデッサンをしましたが、もっと早く買っていればと思いました。
それまでは子供の頃使っていたおもちゃ箱などを重ねて、水張りパネルを支えていましたが、描いている途中で滑る事があったのであると便利です。