プリンのカップや割り箸、生活用品のパッケージなどを使って土台となる部分を制作し、シール付きのスポンジシートやモールで装飾をしてもらいました。
小さな子がいる図工教室をする場合、絵の具やクレヨンなどはお部屋を汚すので控えた方がいいかもしれません。
「汚さないように気をつけてね」と言っても、必ず汚れます!もし人の家で絵の具などを使う場合、出来る限り養生をした方がいいです。
作り方はネット上に沢山載っているのでそちらに任せるとして、図工教室をした時に気付いた点をいくつか書いていこうと思います。
まずこの会に参加したのは3才~5才の小さい子組、10才前後の大きい子組の計12名でした。皆ママさんも一緒です。
1時から開始、3時に終了で、その後近所のプールで試しに浮かばせてみました。
小さい子組はタイル状のカラーシートを貼るのみの作業(土台はママさんが制作)、大きい子組は自由に制作…と思っていましたが、小さい子組もママと一緒にそれぞれ凝った作品を作れていました。
- 「お菓子でできた船みたいにしてもいいし、宇宙に行けそうな船を作ってもいいよ。どんな船に乗りたい?」と提案して具体的な形を考えてもらいました。
- 両面テープは2枚重ねるとなぜか強度が増します!これは美大時代に先輩に教えて貰った技です。のりや接着剤のように扱いにくくないので両面テープでの接着は子供達にオススメ。
- 例えば「モールは鉛筆に巻くとらせん状になる」、「紙の端からいくつもの切込みを入れ、それを巻いて箒状にする」など、素材を「ただ切って貼る」のではなく、一工夫すると面白いよとアドバイスしました。
- 1番の問題は人数でした!12人の教室はさすがに多かったです。ママさんもいたので部屋の中は大混雑!大きい子組の子達にもっとアドバイスをしてあげたかったのですが、作業的な仕事が多く手が回りませんでした。その為大きめのダンボールに制作の大切なポイントなどを書いておいて正解で、字の読める子は自分で読んで上手に自分の作品に取り込んでいました。(漢字にはふりがなを付けるといいです)
- 大人数の中、子供の名前をたびたび呼び間違えていたので胸に名前シールを貼ってもらえばよかったと思います。
- 作業してもらうのは説明後にして欲しかったのですが、どんどん自分で間違ったまま進めていた子もいたので、作業は説明を聞いてからと注意した方がいいです。知り合いの幼稚園の先生も「作業は先生と同時進行」させているそうです。
- 持ち物に名前を書いてもらわないといろいろなものが迷子に!
- 材料費などを回収する場合、金額はその場でチェックした方がいいです。
私自身もあらかじめ船を作り、プロペラで船が進むことをプールで確認していました。でも子供達に実際浮かばせて貰った時は、子供達の泳いだりはしゃぐ波に呑まれて大沈没…
図工教室に限った事ではないのですが、作品の写真は出来たらすぐ撮っておいた方がいいです。
準備はデッサンワークショップより大変でしたが、子供達はこちらの方が楽しく制作できたようで、出来上がった作品を翌日学校に持っていった子もいたそうです。
こういった話を聞くと、企画してよかったと心から思えました。
こういった話を聞くと、企画してよかったと心から思えました。