5/13/2017

油絵の授業

水彩の静物画(花や果物、器や布などを組み合わせた絵)や着衣の人物画の授業が何度か終わった後、油絵の授業に入りました。高校2年になってからだったかもしれません。

道具を一通り揃えるとかなりのお値段になります。絵の具も1本700円台のモノもあり学費は本当にかかるので、他はもう節約節約。
油絵の授業の回になって、

「これからが本番だと思って」

と言うようなことを言われました。「水彩画とはぜーーーんぜーーーん違う」と当時のノートにも先生の言っていた事が書いてあります。その他油絵のメリットはバリエーションが豊富な事、色あせにくいので永続性が強い、描き込み描き直しの修正ができる事。
例えば景色を描き、上から全然違う自画像を描く事もできます。(そんなことしませんが)

デメリットは高価な事と扱いが難しい事。今から思うと当時の私にはまだ早かったと思います。デッサンや水彩画がもう十分!って子から授業を始めるわけにもいかないし仕方がなかったとは思いますが。


木炭(折れやすいしこれも高価。中の芯を芯ぬきという道具で気をつけながら抜いて使用)でキャンバスに下書きをしてから絵の具を使って描いていました。濃い目の鉛筆を使っていた人もいたかも。
最初は小さなキャンバス(横幅40cm位)で、徐々に大きなキャンバスを使用するようになりました。

絵の具の他にオイルも使って描きます。授業ではポピーオイル、それよりサラサラのペトロールオイルでした。薄ーく塗ったり厚塗りしたり、質感を出す為に描き方も変えて描いていきます。

当時の校長先生が油絵の画家だったのですが、使用しているパレットを見ただけでその人がどんな絵を描くのか解かると言っていました。凄いですね!