4/10/2017

自画像を描くワークショップを開催した経験 Held a drawing self-portrait class experience


油性ペンと水彩絵の具で取り組んでもらった自画像ワークショップ

6、7才の子は1回で描ききれましたが、10才前後の子は途中までで持ち帰りか、2度目も来てもらって制作をしました。

制作するにあたって注意して貰った事は2つ。

一つは
「顔のしわはどのように入ってる?髪の毛やまゆ毛はどんな流れだろう?歯はそれぞれどんな形をしているかな?鏡でよーく
観察してみよう

もう一つは
「どのように描けば動きのある絵になる?
構図を考えてみよう
です。
真っ直ぐ前をむいて無表情…だと証明写真のような絵になってしまいます。例えば
手を頬に当てたり少し顔を傾けたり口を開けたり表情を工夫したりしてもらいました。


手を入れるのは写真でもよく使う方法らしいです。雑誌を見ていると多いですよね。
又、描くときにどちら側が親指になるのかよく見てねと伝えました。たまに逆になる子がいるので。

子供達には自分の顔と他の子の顔を比べさせたり、観察するだけでなく手で触って形を確かめてもらったりしました。また、今回は「点々塗り」で筆跡が残るように色を塗って貰いました。(折り紙を親指大にちぎって貼ったようなイメージと言うと分かりやすいかもしれません。そのままベタッと貼るより絵として見ごたえがある感じ…伝わりますかね?!)


デッサンの時よりも大きな子は描いては消し、描いては消しという作業が多かったように思います。「こんな風に自分の顔描いたら笑われるかな」と、自分を描くということが恥ずかしい気持ちがあったのかもしれません。

焦っているようにも思えたので、
「ここの部分、上手に描けたね。次はこっちを描いてもいいんじゃない?こっちは消さなくてもいいよ」
と声をかけました。

また、男の子の場合、私位の年齢(アラサー)の人と話すのが恥ずかしいと感じる子もいるそうです。話しかけても

「……」

最初は「どうしたの?」と思ったのですが、ママさん方に話を聞いてそういう年頃だと知り、そういえば自分もそうだったかもとボンヤリ思い出しました。特に男の子の場合は、子供に話しかけるような喋り方はしない方がいいかもしれません。

こちらも何歳でどのように接するかという事を忘れてきているので勉強になりました。

6、7才の小さな子は絵を教えるというより楽しんで貰う事、生活や人と関わる時のマナーを教える事がメインになります。


出来上がった絵を写真に撮って喜んでいる姿を見て、この時もやって良かったと思いました。